太鼓壇(たいこのだん)

 山中鹿介像が立つこの場所は「太鼓壇」と呼ばれ、尼子時代には、太鼓を打ち鳴らし、通常時は時を告げ、非常時には家臣に合図を送り、兵士たちを召集する場所であったと言われています。曲輪にある小高い高台に「鼓楼」を建てて太鼓を鳴らし、味方の士気を高めたと言われています。

 現在春には桜の名所となっており、毎年大勢の花見客が訪れます。秋には紅葉に包まれる鹿介像が撮影スポットとなっています。この銅像は昭和53年(1978)に鹿介没後400年を記念して建立されました。