山中御殿(さんちゅうごてん)

基本情報

住所
〒692-0403
島根県安来市広瀬町富田589

月山の中腹にある山中御殿といわれた建物があったとされる場所です。城主の居館があったと推測され、城内でもっとも重要な場所の一つでした。山中御殿といわれた建物は平地と石垣の上下2段に分かれた構造をしていたと考えられており、広大な曲輪に大規模な石垣が築かれています。

この場所は、本丸を目指す3方面からの登城口が合流する場所で、菅谷口と塩谷口には虎口を確認することができます。御子守口には大手門があったと思われますが、現在は確認することができません。山中御殿下にある後世に造られた池に面した石垣には、後に増築された石垣の痕跡が確認でき、その付近には軍用井戸跡があります。

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