花ノ壇

 平成時代の発掘調査で掘立柱建物等の施設跡が発見され、平成8年に2棟の堀立柱建物が復元・整備されました。柱部分には黒い土が確認され、その場所に現在の建物の柱が置かれています。侍所と考えられており、唐津焼の破片や薬草の種子などが発見されています。

 御子守口からの城内道を見渡せるようになっており、防衛拠点としての機能も兼ね備えていたと思われます。山頂側には堀切があり平常時には木橋などが掛けられていたと思われます。

 曲輪の下段では版築工法が確認され当時の土木技術の一端を伺い知ることができます。